八幡浜の段々畑に学ぶ ― 石垣が支えるみかんの風景

先日、八幡浜市の知人の園地を視察させていただきました。
目の前に広がったのは、一面に積み上げられた石垣の段々畑。
みかんの木々が何段にも連なり、空へ向かって立ち並ぶその光景は、まさに「柑橘の町」八幡浜を象徴する風景でした。

愛南の海沿いの園地と比べると、
八幡浜の畑はより急峻で、風の通り方も異なります。
しかし、それぞれの土地に合った栽培方法があり、
**「同じみかんでも、場所が変われば味も変わる」**という言葉の意味を実感しました。

自然条件を読み取りながら、その土地の個性を活かして
最高の柑橘を作り上げていく姿勢に、改めて頭が下がる思いでした。

今回の視察を通して、
八幡浜のみかん作りがいかに手間と情熱の積み重ねであるかを感じました。
愛南フルーツとしても、この学びを活かして、
地域ごとの強みを引き出す栽培を続けていきたいと思います。